ココロ♪ロマン イロ

ココロが美味しい!テラコッタ風味のナチュラル素材。

2016年6月3日

ソイル

素直に焼きもんの瓦の魅力!とは何か?
一に土、二に焼き、三に細工!とよく言ったもので、
色々な土を探して、陶芸家、左官職人でもなく、瓦職人として土をどうするか考えています。
土の色、肌触り、粘りけ、可塑性、耐火温度などそれぞれ違うので、焼いてどんな雰囲気になるのかが面白い。

浅草寺1

有名な浅草寺です。浅草寺の屋根は仏教が伝来して少しずつ変化してきた日本古来から葺かれている本瓦葺きのように見えますが、
焼き物の瓦ではなくチタンでできています。
江戸城の天守閣の高層の屋根、凍害のある寒冷地の金沢城のように、
金属の亜鉛の板を瓦の形をした木に巻いた亜鉛瓦を葺いていましたので金属屋根がダメだと思いませんが、
仏教伝来と瓦はセットで永年歩んできた文化・歴史、本物とは何かと考えさせられます。

ゴシック建築の大聖堂のステンドグラスがアクリル板に改修されたらどうでしょうか。
その当時の雰囲気を五感で感じないでしょう。
日本建築の様式も様式ではなくプロバンス風のように日本建築〇〇風造りとなると思うと寂しい限りです。

浅草寺2

また、粘土瓦業界も、土を焼いてできた瓦を色ムラ、歪み捻じれのない定規で引いたかのような真っ直ぐな瓦が、
いい瓦とし工業製品化しきました。このチタン屋根のように表情のない瓦を目指してきたように感じます。

粘土瓦の魅力とはなにか!もう一度、原料の土から考え直します。

by瓦職人 清水

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